陥りがちな認知の歪み 10のパターンとは?

心理学

こんにちは。かずまです。

今回は、認知の歪み。

推論の誤りについて解説していきます。

どんな人でも、ある程度思考は偏っており

まったくフラットに物事を考えられる人は

いないのではないでしょうか。

認知の歪みを知ることで

「自分はこういう思考の傾向がある」

とか、

「ついこう考えてしまうんだよね」

等、気付くことができて、

よりフラットに物事を認識すること

できるようになります。

一緒に見ていきましょう。

認知の歪みとは

認知の歪みとは、

なにかイベントがあったときに

頭に思い浮かんだ思考である

「自動思考」。それについての

考え方の偏りです。

でも、突然

「あなたの思考は歪んでいます。」

そんなことを言われても、

本人にとっては、ずっと慣れ親しんだ

思考なので、気付くことができません。

では、どうすれば気付くことが

出来るのでしょうか?

認知の歪み10パターン

認知の歪みには主に10の

パターンがあり、それが複雑に絡み合って

自分自身を苦しめます。

言われればそうかも・・・と思うのですが

指摘されるまでは気付くことが

できないのも特徴です。

以下のものがあります。

認知の歪み
  • 全か無か思考
  • 一般化のし過ぎ
  • 心のフィルター
  • マイナス化思考
  • 結論の飛躍
  • レッテル貼り
  • べき思考
  • 拡大解釈&過小評価
  • 個人化
  • 感情的決めつけ

ひとつずつ解説していきます。

全か無か思考

完璧にできないのなら、意味がない。

白黒思考とも言われていますが、

自分だけでなく、他者にも向けられて

怒りの原因になることもあります。

一般化のし過ぎ

何か悪いことがひとつあっただけで

全てを一般化して、全てうまく

いかないだろうと予測してしまう

認知の歪みです。

全くスムーズに物事が運ぶことって

めったにないですよね。

全か無か思考にも共通する部分が

あるかと思います。

心のフィルター

色眼鏡。偏見とも言うべき

認知の歪みです。

良い面が何も見えなくなってしまい

世の中はろくなもんじゃない等

マイナスのフィルターを通して

世の中や他人、自分自身も見てしまい

苦しんでしまいます。

マイナス化思考

すべての物事にマイナスの

意味付けをしてしまう認知の歪み。

褒められたのに「偶然だ」とか

「こんなの誰にでもできる」などと

思ってしまい、自分を苦しめます。

結論の飛躍

読心術、占いのように、

聞いてもないことを予測したり

根拠もないのに思い込んだりする。

~に決まっている。と考えてしまう

認知の歪みです。

レッテル貼り

一般化のし過ぎの極端な例です。

あいつはああいうやつだ。

私は何をしてもうまくできない

ダメ人間である。

自分や他人にレッテルを貼り、

自分や他人がどんどん嫌いに

なっていきます。

べき思考

自分や他人にやけに厳しい

認知の歪みです。

ここではこうあるべき!とか

こうしないなんて許せない。

怒りの原因や、できない自分を

追い込んでしまうこともあります。

拡大解釈&過小評価

短所はおおげさに、

長所は矮小に認知をしてしまいます。

少しの失敗でも、

取り返しのつかないことを

してしまったと嘆いたり、

成功に目が向かなかったりします。

個人化

自分には全く関係のない

出来事まで、自分を関連付けて

悩んでしまう認知の歪みです。

責任感の強い人に多く見られ、

自分がコントロールできることではない

出来事まで、自分のせいだと思って

しまいます。

感情的決めつけ

感情を根拠にして

論理的ではない思考をしてしまいます。

憂鬱な気分というだけで

何をしてもうまくいかないだろう

思い込む。問題を先延ばしに

してしまったりします。

具体例

婚活している40歳女性。

周りの友人はほとんどが子供を

もうけ、幸せそうだが、自分は

ずっと独身でいて寂しい。

そんな状況で感じてしまうこととして

「私は誰からも選ばれない。ずっと孤独な

寂しい人間である」

こんな自動思考を感じてしまい、つらく

なっています。

この女性の認知の歪みは

一体何でしょうか?

結論としては

・レッテル貼り

・過度の一般化

・結論の飛躍

の3点が挙げられるかと思います。

「寂しい人間」と自分にレッテルを貼り

「誰からも選ばれない」と過度に

決めつけてしまっています。

そして、この先誰かと結婚する可能性も

あるのに「誰からも選ばれない」

結論を飛躍させてしまっています。

こんな風に、認知の歪みは

複雑に絡み合って思考を歪ませます。

これを分析して解きほぐすことで

自分を追い詰める考えが

楽になっていきます。

まとめ

自分でも気付かないうちに

この「認知の歪み」にハマってしまって

いる方は多いのではないでしょうか。

こうやって改めて挙げてみると

「あるある」と思っても、

実際に思考が思い浮かんだ状態で

これに気付くことは至難の技。

慣れが必要です。

何かモヤモヤする。ネガティブな

思いに苛まれた時は、ぜひ

紙に書き出して、自分の思考が

認知の歪みに当てはまっていないか

考えてみると良いと思います。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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