すべき思考とは?陥りがちな5つの状況とカウンセラーが提唱する4つの対処法

心理学

こんにちは。かずまです。

今回は、認知の歪みの一つである

すべき思考について解説していきます。

自分や他人に厳しい思考のひとつで

マナーや礼儀を重んじる日本人には

おそらく1番多い認知の歪みとも

いえるかもしれません。

今回はこの思考について

深掘りしていきます。

すべき思考とは

すべき思考とは

「~でなければならない」

「~であるべきだ」

と考えてしまう、認知の歪みの一種です。

完璧主義とも言えますよね。

完璧なことは素晴らしいことでは

ありますが、

それを無理に他人や、自分の心に

押し付けることで

他人や自分を責めてしまい、

ネガティブな気持ちや、怒りの気持ちに

陥ってしまう。

良い面も悪い面もある思考の

ひとつです。

では、このような思考に陥らないように

するためには、どうすればいいのでしょうか。

陥りがちな状況

べき思考に陥りがちな状況とは

どんな状況でしょうか。

大きく5点、解説していきます。

  • 怒りを感じた時
  • できないことで自分を責める時
  • 自分の価値観に合わない時
  • 人の行動が許せない時
  • 完璧、最高の仕上がりを求める時

次の項で、順に解説していきます。

怒りを感じた時

人が怒りを感じるときは、

べき思考に陥っていることが非常に

多いです。

自分がやってほしいことをしなかった。

自分がやってほしくないことをした。

こうあるべきなのにそうじゃない。

こんな時に、人は怒りを感じて、

べき思考に陥ってしまいます。

出来ないことで自分を責める時

やろうとして挑戦したのに

できなかった。

こんな時に、自分を責める「べき思考」

出てきてしまいます。

なんでできないんだろう。の裏側には

「もっとできなければならない」

「人に嫌われてはならない」

などのべき思考が隠れています。

これは自分を苦しめて、

ネガティブな思考にしてしまいます。

自分の価値観に合わない時

自分の価値観似合わない行動を

しているときにも、べき思考に

陥ってしまいます。

本当はこんなことはしたくないのに。

わたしはこうあるべきだ。

実際に価値観に従う行動は必要ですが、

あまりにも過剰になってしまうと、

生きづらくなって自分を追い込んでしまいます。

人の行動が許せない時

例えば、元気そうな若者が

平然と混んでいでいる電車内で

座っています。

その若者の目の前に老人が立っている。

そんな場合はつい

「元気そうな若者が座り、

老人が立っているのは許せない」

そう思ってしまいますよね。

でも、実は若者はヘルプマーク所持者だったり

見えない障害があったり

その可能性も否定できません。

老人は逆に健脚な方で、電車は

立って乗りたい主義の人かも

しれませんよね。

こんなふうに、許せないと感じたとき

べき思考に陥ってしまいます。

完璧、最高の仕上がりを求める時

仕事で完璧を求めたい。

もっと仕事を最高の状態にしたい。

そんな気持ちは誰でもありますが、

行き過ぎた場合、

これは完璧であるべき。

常に最高の状態であるべき。

等と、自分や他人を追い詰めてしまいます

すべき思考に対する対処法

~すべき思考に陥らないようにするには

大きく以下の4点が考えられます。

  • 自分や他人に対して寛容になる
  • コントロールできない事に反応しない
  • 完璧はないものと知る。
  • 一呼吸おいて冷静になる。

自分や他人に対して寛容になる

自分が出来ないことに対して嫌になったり、

他人が望むように動いてくれないことに

怒りを抱いてしまったり。こういうことは

よくあるのではないでしょうか。

少し自分や他人を許してあげること

べき思考が緩んでいくかと思います。

コントロールできないことに反応しない

自分のコントロールできないことに対して

いちいち反応していらだったり、

落ち込んだりしていると、疲れてしまいますよね。

例えば、赤信号に対して怒っても、

赤をすぐに青にすることは出来ませんよね。

それと同じで、今陥っている状況は

自分がコントロールできることなのか?

と考えてみて、もし自分の範囲外の事であれば

考えても怒っても仕方ない。

そう考えられることで、べき思考から

脱却するきっかけになると思います。

完璧はないものと知る

全てにおいて、完璧というものは

存在しない。こう認識することで

べき思考から脱却できます。

普通に過ごしていても、何かしら

不測の事態は必ず起きるし、

完璧を目指すのはいいですが、

相手もそれを臨んでいるとは

限りません。

70~80点とれれば御の字

考えれば、べき思考から脱却できる。

そう思います。

一呼吸置いて、冷静になる。

~すべき!と思ってしまったときは、

一旦一呼吸おいて考えてみること。

怒りは6秒間我慢すると収まるといいます。

落ち込む際も、反射的にネガティブにならずに

少し時間を置いて振り返ってみると、

そこまで落ち込む状況でもないことも

よくあります。

一呼吸おいて、冷静になってみる

~すべき!ではない事も多いです。

まとめ

今回は、よく陥りがちな

すべき思考について解説しました。

つい価値観を押し付けてしまい、

自分や他人に厳しくなったり、

結果が得られず落ち込んでしまったり。

少し凝り固まった思考を柔軟にできれば

楽に、しなやかに生きられるように

なっていきますね。

最後までお読み頂き、

ありがとうございました。

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