こんにちは。かずまです。
今回は、認知行動療法においての
認知の歪みの一つである
「結論の飛躍」について解説していきます。
優しい人や、思いやりのある人、
人の気持ちに敏感な人に多い
認知の歪みのひとつです。
誰しもが陥ってしまう思考の癖の
ひとつで、自分を苦しめる要因に
なってしまいます。
この記事では。この思考に
陥りやすい状況や、
効果的な対処法についても
解説していきます。
こう考えてしまうことってありませんか?
- 思い込みが激しいと言われる。
- 落ち込みやすい。
- 「どうせ~に決まってる」とよく思う
- つい他人の気持ちを推し量ってしまう
- 心配性だと思う。
どれも、自分をつらくしてしまう
思考ですよね。
何かあるたびに、こんな風に考える
癖がついていると、どんどん自分を
追い込んでしまいます。
この認知の歪みのひとつ、
結論の飛躍って何?
ということについて解説していきます。
結論の飛躍とは?
認知の歪みの一つである
結論の飛躍とは、自分や他人に対して
勝手な思い込みをしてしまうことです。
特に、自分の将来のことや
他人の気持ちに対して先読みしたり、
~に決まっている。と思ってしまう。
根拠なく信じてしまう思考です。
陥りがちな状況
認知の歪みの一つである
「結論の飛躍」が起きやすい状況について
考えていきたいと思います。
偶然の出来事に「つらいな」と感じた時
何か偶然の出来事が起こった時に
結論の飛躍が起きやすいです。
すれちがっても挨拶をされなかったとか
目があったのに無視された等
こんな時に「私は嫌われている?」と
思い込んでしまいやすいです。
自分にマイナスの評価が会った時
自分に何かマイナスの評価がされた時も
結論の飛躍が起きやすい状況になります。
「この先もずっとうまくいかない」
とか
「怒られてばかりでうまくいく兆しがない」
などと思いこんでしまいやすいです。
他人の些細な言動が気になった時
コソコソ話が気になって
「自分の悪口を言われているんではないか」
等、他人の些細な言動が、自分に対して
向けられていると思いこんでしまう。
そんな、少しメンタルが弱っている状況の時にも
結論の飛躍は起きやすいです。
自分がネガティブな感情を感じた時
やってしまった!とか
とても悲しい。つらい。しんどい。
そんなネガティブな感情を感じた時全般に
認知の歪みの一つである結論の飛躍が
起きやすくなってしまいます。
人間はどうしても理由を考えてしまったり、
「こうだから、こうなる」と思うことで
安心したくなる生き物です。
では、結論の飛躍に陥らないために
どう対処していけば良いのかを
解説していきます。
結論の飛躍の対処法
結論の飛躍の対処法は
おおまかに4つあります。
- 本当にそうなの?と疑問をもつ
- 一旦深呼吸して冷静になる
- 「だからといって」を使う
- 今、心を読みすぎてない?と思う。
ひとつずつ解説していきます。
本当にそうなの?と疑問を持つ
何か偶然の出来事や、相手の反応が
気になって、ネガティブな気持ちに
なった時に
「本当にその考えって事実なの?」
と問い直しましょう。
目があって無視されたのならば
相手が何か他のことに気を取られていたかも。
実は視線は自分の奥に居た知り合いに
向けられてて気付かなかっただけかも。
コソコソ話が気になったとしても
小声で話したいシチュエーションって
沢山ありますよね。
こんな風に、本当にそうなの?
そう考えてしまう根拠は?と深掘りすると
意外と「単なる思い込みだったかも…」
と思えることも多いです。
一旦深呼吸して冷静になる
ネガティブな気持ちが湧き上がると
人間は交感神経が刺激されてしまい
「戦うか」「逃げるか」のモードに
入ってしまいます。
そうすると正常な判断がしにくくなり
ネガティブさに引っ張られてしまいます。
深呼吸は、副交感神経を優位にする働きがあり
冷静になることで、物事を俯瞰して見られるように
なります。
冷静になったら、そこまで大したことでもなかった。
落ち着いたら対処できた。
そんなこともあります。
だからといって。を使う
結論の飛躍を防ぐ魔法のキーワードである
「だからといって」
「とは限らない」
この2つを使うことで、結論の飛躍を
防ぐことができます。
相手が~だからといって、嫌われているとは
限らない。のように
効果的に使うことで、
思い込みから脱却できるかと
思います。
今、心を読みすぎてない?と思う。
結論の飛躍のキーワードは
「思い込み」です。
相手の心を読んで共感したりできること。
これは素晴らしいことかと思います。
ですが、相手の気持を本当に理解することって
できるでしょうか?
やはりしっかりと話した上で、
「私はこう感じたんだけど、どうなの?」と
確認した上でなければ、相手の言動の
真の意味はわからないと思います。
心の読み過ぎでつらくなってしまうことは
相手のためにもなりませんよね。
まとめ
今回は、認知の歪みの一つである
「結論の飛躍」について解説しました。
つい相手の心を読みすぎてしまう。
自分の将来について決めつけてしまう。
つらい気持ちになると起こりやすい
認知の歪みですが、前述の通り、
結論の飛躍は、自分のためにも、
他人のためにもならないです。
少し冷静になって、~とは限らない。
こんな風に思うことで、回避して
いきましょう😊
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