今日は、ゲイリービショップさんの書いた、
『あなたはあなたが使っている言葉でできている~Unfu*k yourself』
について語りたいと思います。
本の概要、著書について
Gary John Bishopさんは、スコットランド出身のコーチ。
世界有数の人材開発企業でシニアプログラムディレクターをやり、
世界中の何千人もの人にコーチを行ってきた。
現在は人間の能力を使い人生に大きな変化をもたらすことを
生涯の仕事にしている人。
誰に向けての本か
一言で言うと、
「起きた出来事をどう捉えるかは自分次第。しっかりと意志をもって、
人生をシフトさせ、行動するための本」
だと思います。
今の自分の生き方、将来に悩み迷っている人向け。
自分にも当てはまる。
そんな人には、とても良い人生の指針となる
名著だと思います。
何故自身はこの本を選んだのか
自身、これからの人生に迷っている中で
「自分に対する言葉」の大切さを認識することで、
人生が好転できないかとの思いから。
人生の充実感を得たいという想いから。
また、勝間和代さんが紹介していた気がします。
印象に残ったエピソード
能力がないから動かないんだ、というみかたはやめて、意思がないからだ。という感覚を持つようにしよう。その気になりさえすれば、内に秘めた力に火をつける事は出来る。最大の動力源はあなた自身だ
どんな状況に直面しているか、どんな壁を乗り越えようとしているかは、さして問題じゃない。大切なのは、意思を持てるかどうかだ。その意志によって、努力し、一歩を踏み出し、困難に立ち向かい、求めていた前身と変化を手に入れるための扉が開かれる。
大切なのは「意志」を持つこと。逆に、意思がないと宣言する事が、
意志があると宣言する事と同じくらいパワーを持つこともあると著者は
述べています。
こんなのもう嫌だ!という想いは、モチベーションになるとも。
大切なのは、自分の『意志』。なるほど。
どんな決断であれ、良い番いいのは正しい決断をすること。次にいいのは間違った決断をすること。最悪なのが、何も決断しないことだ。
彼らが成功したのは、成功を確信していたからじゃない。先の読めない状況にも足を止めなかったからだ。分からなくても進んだ。不安を振り払い、足を前に出し続けた。自分を奮い立たせるのには必死になる以外になかったから、必死に頑張った。
考え方をシフトさせてほしい。不確実な状況を楽しもう。先が分からないから面白い。不確実な状況に真正面から飛び込もう。それをめでよう。堪能しよう
決断する事の重要性と、不安に対する向き合い方を書いている。
変化をさせないと何も変わらないし、不安に立ち向かわないと何も変わらない。
皆変わるのには、決めるのには不安がつきまとうけど、それをあえて
楽しもうとする意識を持つことの大事さが良い。
心に響いた一節
自分は思考ではなく行動だ。あなたがあなたの思考じゃない。思考は頭の中をランダムに流れる集合に過ぎず、ほとんどコントロールできない。
人生はそういうものじゃない。完璧な気分なんてありはしない。それに気持ちが整って魔法のように人生を好転させてくれるのを待っていたところで、人生は変わらない。自分の内面を磨きたいなら、外の世界で行動すればいい。
ランダムに頭に浮かぶ思考。妄想、この場合は思いにマイナス思考だと
思うのだが、それはコントロールできないので、気持ちが整ってすがすがしい気分で
物事に取り組めないのは当然のことと諦めて、行動する事。
これは、何かにとりかかるとやる気が出てくるという、作業興奮的な
ことも含んでいるのだと感じた。
死の床であなたが後悔しているのは、何も成し遂げられなかったとか、目的のものが手に入らなかったことじゃない。挑戦しなかったことだ。頑張らなかったことだ。辛くなった時に諦めてしまったことだ。
これも真実だと思う。
死の淵に臨むお年寄りに対して「人生で何が一番心残りか」
を聞いた調査でも、同じような内容があったと思う。
もっとやりたいことを我慢せずやっておけばよかった
自分もやりたいことに正直になろうと思った一節。
総括
自分には何かをに対する意志があるか。
これがこの本のメインテーマだと思う。
意志があってこそ、思考にとらわれず行動できる。
意志があるから、行動できる。
意志がある前提で、困難を乗り越えるためのマインドも
得られる良書でした。
とても勇気が出る一冊。
特に自分と同じく、現在の職場・人生に
悩んでいる人には是非。
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