言語化の魔力 樺沢紫苑

読書感想

こんにちわ。かずまです。

今日は樺沢紫苑著 言語化の魔力についての

アウトプットをしていきたいと思います。

「言語化」って言うと、言葉にするってことだと

思いますが、言葉にすることで何の魔力が?と

思い、手に取りました。

ざっくりどんな本なの?

超ざっくりというと、

「悩み解決本」です。

精神科医として30年勤務し、また、

Youtube等で悩み相談をしてきた著者が思うに

人間の悩みはほとんど共通していること、

なので同じ悩みが何回も来るようです。

その悩みの共通点を炙り出し、この本を

読んで実践するだけで悩みのほとんどは

解決できて、スッキリできるよ!という本です

人間の悩みは大きくわけて、人間関係、お金、

健康です。いつの時代も悩みは尽きない。

その悩みを解決するにはどうすれば良いのかが

書かれた本でした。

悩みの種類

悩みには大きく分けて、3つの軸があると

この本では述べています。

コントロール軸の悩み

コントロール軸の悩みとは、自分でコントロール出来なことをやらされている悩み。

「どうすることもできない!どうしよう!」

という悩みです。

やらされ感。嫌なことを無理にやらされている

と起きやすい悩みです。

自分の裁量権を持ったり、なんとかなる!と思えることで悩みは緩和できます。

自分軸の悩み

嫌な上司がいる。どう考えてもおかしいから

上司に文句を言って変わってもらいたい!

これは無理な話です。

「過去と他人は変えられない。未来と自分は変えられる」

交流分析を開発した心理学者エリック・バーンも言っているように、「自分が正しいんだ。相手が間違っている」と、視野狭窄に陥るよりも自分が変わることのほうがよほど楽です。

どうしても上司と合わないなら転職するなり、異動願いを出すなりすればいい。もしくは、上司に対する態度を丁寧にしたりです。

時間軸の悩み

時間軸の悩みは「不安」が主な原因です。

将来なにか起こったらどうしよう

あのときのあれが原因でこうなってしまった。鬱だ・・・。

などです。

過去と他人は変えられらない。未来と自分は変えられると先ほど自分軸でも書きましたが、過去は過去。それはそれとして。そして未来のことは今不安がっていても仕方ない、今できることをしよう。という考えに改める必要があると言っています。

時間軸の悩みで苦しんでる人もかなりいるかと

思います。特に若い方が多いのかな。

あのときいじめられた。振られた。酷いことを

言われた。

とてもつらいことだと思いますが、過去は過去。それに縛られるのは、正直「時間の無駄」

そういうことがあったけど、

「それはそれとして」「気を取り直して」

前に進んで行くといいと思います。

未来についての悩みは、20代以降の大人に

よく見られる事です。

このままだと老後はどうなる?とかですね。

それは今考えることなんでしょうか?未来になってから悩むのが嫌だから、今のうちから解決策を考えておきたい。準備しておきたい気持ちはわかるのですが、それで不安で悩んでも、未来のことは誰にもわかりません。少し考えたら、「どうすれば未来の不安を払拭できるのか」についての行動をすることで、今に集中できて、不安は小さくなるかなと思います。

「いまできることは?」

と考えてみましょう

この本での気付き

スルー力

人にネガティブなことを言われたとき、

今までの自分だと「そんな言い方することないのに」「うわー、凹むわ。すいません」

となっていましたが、この本ではスルーする力について書かれており、ネガティブな反応へのレスポンスの仕方は

「へー」

「そんなひともいる」

「ありがとうございます。」

の3種類で、受け流せるとあり、実際やってみようと思いました。

不条理なことを言われることも、生きていればありますよね。それに対してまともに喧嘩したり、受け止めてたら心が持ちません。特に「ありがとうございます。」は、目上の人に使うと、効果があるとのこと。確かに指摘したことに対して感謝してスルーすれば、悪い感情を抱かれることはまずないですよね(笑)

視座を変える

これは未来に対することですが、例えば1年後にシンガポールに出張と命じられて、英語ができないから行こうか悩んでいる場合。

今出来ない、今無理でもOK。1年後にできるようになってればいいんだ!

と、未来に視座を向けることで、今だけに集中した視点から開放されること。

実は今自分も同じような状況で、カウンセラーとして生きたいと思っているんですが、知り合いのカウンセラーの方からの紹介で、カウンセラーとして早く商売ができる方法を教える講座を紹介すると言われました。

未だ何者にもなれておらず、資格についても取れてないので、まだ早いのではと思っていたんですが、その講座を学びながらもカウンセラーとしての技術も学び、あるきながら考えるのもありなのではないかと思えました。

講座を受け終わった時点で、ある程度実力もついているはずですしね。

視座を変えるという視点がなければ、考えられなかったことです。

自己開示の返報性について

悩みを相談するとき、躊躇してしまう人が

多いとおもいます。でも、躊躇せずに相談した方がいいと思います。理由は、人間には、受けた恩は返したいと思う、返報性の法則というものがあり、自分の気持を打ち明けることは、相手の自己開示にも繋がります。

また、単純に、相談されると嬉しいですよね。

もし相談できなかったら、結果的には

相談しなかったことと同じ。となるわけで

自分にはノーダメージですよね。

積極的に自己開示していきたいなと思いました

他社貢献こそ究極悩み解決法

他者に貢献することこそ、最強の悩み解決法だとこの本では述べています。アドラー心理学の考え方ですよね。

見返りを求めず、共同体に対して自分が何が出来るのかを見極め、貢献することで、自分から生じる悩みがなくなり、共同体の一部となることができる。自我と共同体がひとつになるのだ

自分を捨てて他人に貢献できれば、自分の悩みはなくなります。とても論理的な考え方だと感銘を受けます。

この本では、他者貢献のことを、「親切」と

言い換えてくれています。

親切を積極的にすることで、悩みから開放されれば、こんなにいいことはないですよね。

ただ、小さな親切、大きなお世話という言葉もある通り、親切の仕方については注意しないとなあと思いました。

でもたとえ大きなお世話になったとしても、親切な行動をしようとした。という事実に変わりはありません。それで心が軽くなります。

是非やってみようと思いました。

まとめ

言語化の魔力についてでした。

不安や悩みを言語化する。アウトプットすること。行動すること。不安でも動いてみることで解決できる。もしできなくても、不安に心を動かされることが少なくなる。

それだけでも、この本を読む価値はあると思います。

また、悩んでいる人に対してアドバイスを求められたときにも、参考にしたいと思える本でした。

行動できない悩みについては、この本でも

語っています。

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