今は6人に1人がシフト制で働いているとのことですが
本来人間は昼行性の動物です。
ではどうしたら、夜勤中に眠くなったり
疲れを感じることに対して、対処していけば
いいのでしょうか?
この記事はこんなひとにおすすめ
夜勤は、自分も一時期アルバイトで経験したことがありますが
昼間働くよりもかなり疲れた記憶があります。
夜勤で勤務なさっている方には、実際に
疲労感があったり、昼間によく眠れなかったりして
体調を崩す方も多いかと思います。
でも、効果的に仮眠を取ることで、
影響を抑えることができるのです。
結論
- 午後2~5時のあいだに3時間の仮眠を取る
- 午前3~5時のあいだに1~2時間の仮眠を取る
- 夜勤前半で2時間、夜勤後半で1時間程仮眠を取る
- 午前1~3時の間に2~30分仮眠を取る。
4つのパターンの効果的な仮眠の取り方が
あります。
詳しく解説していきますね。
効果的な仮眠の取り方
1.午後2~5時の間に3時間仮眠を取る
体温には、概日リズムがあります。
午後7~8時頃に最高になり、午前3~5時頃に
最低となります。
眠気は、深部体温と深く関連性が有り、
体温が上がると覚醒、下がると眠くなります。
なので、体温が上がる前の午後2~5時の早い時間に
仮眠を取ることで、夜間の覚醒レベルが
上がります。
実際に、長距離トラックドライバーに
午後2~5時の3時間仮眠を取ってもらった研究によると
翌朝の午前7時半まで、覚醒レベルが維持されたという
結果が得られました。
人間が一番眠くなる時間帯に合わせて、
効果的に仮眠を取ることが大切ですね。
2.午前3~5時の間で1~2時間仮眠を取る
夜勤中の眠気は、概日リズムの関係から
午前3~5時の間に発生しやすいです。
イタリアで交通事故について調べた研究では。
交通量の多い朝や夕方よりも
昼過ぎの14時頃と、午前3時~5時頃が
一番居眠り運転での事故が多かったという
結果が得られました。
このことから、夜勤中に一番眠気を感じる
午前3~5時の間に、1~2時間の仮眠を
取ることで、眠気や疲労の防止に有効で
あることが報告されています。
3.夜勤前半で2時間、夜勤後半で1時間程仮眠を取る
夜勤中の仮眠については、
早めに取ったほうが効果的である。という報告も
あります。
研究結果からは、
夜勤全体で、前半で2時間以上、後半で1時間程度の
仮眠を取ると、夜勤全体を通じて、覚醒レベルが
維持される。と結論づけています。
なかなかこの形で仮眠を取ることは
難しい方もおられるかと思いますが
精密な作業が要求される人には
必要な仮眠の方法なのかもしれません。
4.午前1~3時の間に2~30分仮眠を取る。
夜勤勤務の看護師を対象とした調査によると
午前1~3時の間に20~30分の短時間仮眠を
取ってもらったところ、
夜勤中の作業生成が維持され、
眠気が改善したことが報告されています。
また、1年間に渡って、夜勤労働者に
短時間仮眠をとってもらった研究によれば
午後11時30分~午前3時30分の間に平均31分の
仮眠を取ると、8ヶ月後には88%の人が
短時間仮眠の効果を認め、眠気や疲労が
少なくなったと評価していました。
このことからも、短時間であっても
夜勤中に仮眠を取ることの重要性が
分かると思います。
まとめ
夜勤で働いておられる方がいらっしゃるからこそ
日中に活動している多くの人の生活が
支えられている面があるかと思います。
とてもありがたい反面、体調を崩す方も多い。
睡眠について学ぶにつれて、その印象が
強くなっていきます。
どうすれば、夜勤で働く人の睡眠満足度を
増やせるのか。
24時間社会を健康的に暮らしていけること。
それには、シフト勤務で働く睡眠を充実させることも、
非常に大切な要素かと思っています。
もし夜勤で働く方の参考になったのなら嬉しいです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
コメント