睡眠健康指導士が語る。睡眠不足が引き起こす9つの弊害

睡眠

こんにちは!かずまです😊

今回は、睡眠不足の9つの弊害と題して

睡眠不足になると起こるデメリットについて

解説していきます。

身体に悪い。集中力が切れる。

それは分かるけど、実際問題どのくらい

能力が落ちるの?

睡眠不足が続くとどうなるの?

そんな疑問に答えていきます。

睡眠不足のデメリット、実は9つでは

収まりきらないのですが、なんとか

9つまでに絞ってみました💦

この記事はこんな人におすすめ

  • 常に眠気を感じている人
  • 日中のパフォーマンスを上げたい人
  • 慢性的に寝不足な人
  • 睡眠不足の弊害を詳しく知りたい人
  • 家族に睡眠不足の人がいる人

自由時間を増やすために、1番に

削られがちな睡眠時間。

とともに、実際問題、1番脳にとって

大切なのも睡眠です。

睡眠不足の弊害を認識しておけば

「寝る間を惜しんで」とは思わなくなります。

健康のためにも、知識として

知っておくことが大切です。

睡眠不足によるデメリットは?

睡眠不足によるデメリットは、

想像以上です。

実際に細かく挙げていくと

大変な量になってしまいます。

厳選して9個にまとめました。

睡眠不足の弊害
  1. 脳にゴミが溜まり認知症になる。
  2. マイクロスリープ現象が起こる。
  3. 集中力・作業効率・学習機能が低下する。
  4. 成長ホルモンが出なくなる。
  5. 様々な病気にかかりやすくなる。
  6. 太る。
  7. 不誠実になる。
  8. 友人が減る。
  9. 醜くなる。

一つずつ、エビデンスをもとに解説していきます。

脳にゴミが溜まり認知症になる。

脳の老廃物として、アミロイドβ蛋白

というものがあります。

これは十分な睡眠時間があると、睡眠中に

脳内のグリア細胞が収縮し、その中に脳脊髄液が

通りやすくなることで、きれいに

洗い流すことができます。

ですが、睡眠不足の場合、このアミロイドβ蛋白が

きれいに掃除されず、溜まりやすくなります。

実際、睡眠障害とそうでない人を比べると、

アルツハイマー型認知症の発病リスクは

4~5倍になってしまいます。

アメリカ国立衛生研究所の研究によると、

40歳の健康な男女を30時間断眠させた後、

脳をPET画像検診で調べたところ、

脳の記憶を司る部位である海馬、海馬傍回、

視床の3つの領域で、アミロイドβの蓄積が

認められました。しかも、この実験での断眠は

「わずか1日の徹夜」でした。

しっかりと睡眠を取ることで、認知症を抑制し

老後を健やかに暮らしたいですね。

マイクロスリープ現象が起こる

マイクロスリープとは「ごく短時間の睡眠」

1~5秒程意識を失ってしまう現象です。

32時間断眠している人に運転をさせながら

脳波をチェックした実験では、運転中に

20回もマイクロスリープが発生していました。

しかもこの時、運転者は自分が

マイクロスリープ現象に陥っていることに

気が付かなかったとのことです。

運転中の居眠りは、恐ろしい事故の

引き金になり、自分だけでなく、

他人にも甚大な被害をもたらします。

慢性的な睡眠不足では、車の運転はもとより、

仕事中や会議中に、頻繁にマイクロスリープが

起きていることは確実です。

7時間以上の質の良い睡眠をとって、

日中の覚醒度を上げていきたいですね。

集中力・作業効率・学習機能が低下する

2019年、マサチューセッツ工科大学の研究で、

睡眠と学業の相関性を調べた実験では、

長く規則正しい、質の高い睡眠をしていた学生ほど、

テストの成績が良かった。

また、同実験で明らかになったことの一つとして、

テストの際の一夜漬けでの睡眠不足については、

翌日のテストの成績とは関係がなかったとのこと。

普段からの睡眠の積み重ねが大切だと

言えるでしょう。

成長ホルモンが出にくくなる

睡眠不足になったり、睡眠の質は悪かったりすると、

体のメンテナンスに必要な「成長ホルモン」の

分泌が悪くなります。

これは、新陳代謝ができず肌が荒れる。

皮膚や筋肉の修復ができなくなることにも繋がり、

体を鍛えている人にとっても大きな問題です。

また、睡眠の質と関連性のある「メラトニン」には、

成長ホルモンの分泌を促進する働きもあります。

成長ホルモンの分泌をすすめられるような

質の高い睡眠を取ることが大切ですね。

様々な病気にかかりやすくなる。

睡眠時間が6時間以下の人は、

そうでない人に比べて、

  • がんが6倍
  • 脳卒中が4倍
  • 心筋梗塞が3倍
  • 糖尿病が3倍
  • 高血圧2倍
  • 風邪が5倍
  • 認知症が5倍
  • うつ病が5倍

病気にかかりやすくなってしまいます。

睡眠不足は、ほとんどすべての生活習慣病の

発症の要因になります。

すぐに病気になるわけではありませんが、

少しずつ体へのダメージは蓄積していきます。

また、メンタル疾患のリスクも高めるので、

「睡眠を削ること=命を削ること」

ということは、間違いないと言えます。

太る

睡眠不足は、肥満の原因になります。

コロンビア大学の研究によると、

5時間睡眠の人は、7時間睡眠の人より

肥満の割合が50%高く、

4時間睡眠の人は、73%高くなるという

調査結果になりました。

また、別の研究では、睡眠不足だと、

「合理的な意思決定を司る部位」である

脳の前頭前皮質の活動が低下し、欲求を

我慢することが困難になりました。

逆に、本能を司る部分である「扁桃体」が

活発になって、衝動を抑えられなくなって

いた。という報告もあります。

睡眠不足になると、食欲を増進させる

ホルモンの「グレリン」が増え、

食欲を減少させるホルモンの「レプチン」が

減ります。

このホルモンの変化については、おおよそ

「食欲が25%アップ」したことに匹敵します。

睡眠不足になると、脳が「危機的状況」と

判断し、エネルギーを貯めて活発に動けるように

なるのでしょうね。

7時間以上の質の高い睡眠を取れれば

食欲もセーブできますね。

不誠実になる。

バージニア工科大学の研究で、

睡眠不足な人ほど意志力が弱まり、

他人を騙す。ごまかすことがわかっています。

シンガポールマネジメント大学の研究では、

睡眠不足な人ほど、仕事中に

「ネットサーフィン」をする確率が高いという

結果が出ています。

睡眠不足なほど。集中できず、自分勝手で

個人の欲求に抗えないように

なってしまいます。

友人が減る

睡眠不足になると、相手の表情を

読む力が疲弊し、相手の表情を誤認してしまうことも

わかっています。

もちろん、睡眠不足だとイライラしますし

欲求を我慢することもできなくなります。

それにより、思わぬ衝突が起きたり、

相手に当たってしまったりと、友人を失う原因を

作ることが多そうです。

魅力がなくなり、醜くなる。

2017年、スウェーデンのカロリンスカ研究所の

実験では、「人は寝ると美しくなり、

睡眠不足だと外見的魅力も減る」

「数日間の寝不足でも、人は醜くなる」

という結果が出ました。

大学生25名を対象に、4時間睡眠を2日間続けた

グループと、十分睡眠をとったグループに分けて

122名の男女にその写真を見てもらった結果から

導き出された結論だということです。

睡眠不足により不健康な状態ということを

人は表情などからも敏感に察知して、

魅力度などを判断してしまうんでしょうね。

モテたければ寝ろ!ということですね。

まとめ

睡眠不足の弊害については

言うまでもありませんが、

実際のデータを見てみると

どれだけ健康に悪いのか、

自分のためにならないのか。

周りに迷惑をかけてしまうのか

わかってきます。

是非この記事をお読みになった皆様は

睡眠ファーストを意識して頂き、

睡眠不足の弊害を避けましょう!

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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