こんにちわ!カズマです。
ワイヤレスギターシールドと言っても、色々なメーカーから出ており、値段も種類も多種多様。
そんなワイヤレスギターシールドだけど、実際使い心地ってどうなの!?ちゃんと繋がったり音切れしたりしないの?というような不安解決と、販売メーカー毎の特色を解説し、実際の使用感や使いドコロについても解説させていただきます!
ワイヤレスギターシールドとは
無線を使ってギターやベースで使うシールドケーブルを使わずに音を出せるようになる、アクティブに動き回れるギターやベースにとっては最高!といってもいいものです。昔はラックシステムしかなく、重くてしかも音質も劣化が酷く値段は高い・・・というデメリットのほうが多く、機材車のあるようなプロミュージシャン以外は使い道のないものでしたが、今は値段も驚くほど安くなってます。でも、今使ってるシールドケーブルもあるし、別にわざわざお金出して導入する必要ないんじゃない?と思う方もいらっしゃるかと思いますが。
導入メリット・デメリットを先にまとめたうえで、結論。その後各方式の解説といきます。
以上を踏まえて!結論
ワイヤレスギターシールドはおすすめできます!ただし!使用用途や環境に注意!
では、どういうことか見ていきましょう。
ワイヤレスギターシールドを選ぶ上での注意点
1.使用する場所の広さ
ワイヤレスギターシールドにもいろいろな種類があり、その機種によって電波が届く距離に制限があります。離れすぎてしまうと電波が不安定になり、音切れが発生する場合も。キャパ200~300位までのライブハウスなら恐らくどれを使っても大丈夫かと思いますが、気を付けたいのが野外ステージ。案外広くて、ステージ前に行ったら届かない!なんてことも考えられます。到達距離が30mなら、実際使うのは半分の15m位で余裕をもっておく方が精神安定上もいいかもしれません。
2.なるべく混線回避機能があるものを使う。
ワイヤレスギターシールドには、使うときに自動的にチャンネルを合わせてくれるものがあります。それにより他のメンバーがワイヤレスギターシールドを使っていても混線を回避し、快適な演奏ができるタイプがあります。
3.周波数帯を意識する。
ワイヤレスギターシールドで使われている周波数帯は主に2.4GHz帯とB帯です。
2.4GHz帯
2.4GHz帯を使用しているワイヤレスギターシールドは、音質も良くレイテンシーも殆ど感じられないものも多く、しかも値段も安価。メリットばかりに見えますが、この周波数帯はWi-Fiルーターや電子レンジ等でも使用している周波数帯であり、距離が近かったりすると悪影響を及ぼす可能性があります。
B帯
B帯とは800MHz帯のことで、人や障害物の影響を受けにくく、Wi-Fi等の電波干渉や人、障害物の影響を受けにくいです。ただ、チャンネル数が少ない機種も多く、同時使用できにくいという点も。また、ボーカルさんがワイヤレスマイクを使っている場合は周波数帯が被り、干渉する可能性も。個体自体が大きく持ち運びに不便なモノも多いです。
4.電池式・充電式の違い。
電源供給にも2パターンがあります。
筆者が実際に使用したおすすめのワイヤレスギターシールドレビュー
とまぁ、色々とつらつら能書きを並べてまいりましたが、結局どれがいいのよ?ってことですよね。わかります。自身が実際に使った経験のあるワイヤレスギターシールドの紹介と使い心地をレビューしますね。
1.ROLAND BOSS WL-20
- 充電式で取り扱いは非常に便利。設定も送信機と受信機をドッキングさせるってのが視覚的にわかりやすい。
- 音の劣化はほとんど感じません。レイテンシー(音の遅延)に関しても感じないレベル。
- 見た目がちょっとカッコ悪いです。特にギター横刺しタイプのレスポール等の場合、送信機が出っ張って目立ちます。あと、座って弾く時に当たって弾きずらいです。
- 送信機部の出っ張り以外は自身おすすめの機種。電話で質問したのですが、メーカーさんの対応も素晴らしいです。電話口その場でセッティングを実際してくれて確認したりしてくれました。
2.XVIVE U2 Wireless Guitar SystemXV-U2
- 折りたたみできるワイヤレスギターシールドです。横刺しのギター使用派にはおすすめします。勿論伸ばせばストラトでも使えます。
- 充電式です。チャンネルは4つしかなく、送信機と受信機でチャンネル合わせをする必要があります。そこまで手間じゃありませんが。
- 他の送信機と1.5m~2m離す必要があります。要は混線しやすいです。
- 価格が安いのが何より魅力。安すぎて心配しましたが普通に使えます。また、送信機と受信機を同時充電できるUSBケーブルが付属していたのも地味に嬉しかったです。
3.LINE6 RELAY G30
- 音が非常に良かった。音の遅延もない。ケーブルの長さで音質の劣化具合を決める機能もあるが、正直違いが判らなかったのでオフにしていました(笑)
- チャンネルは手動で送信機受信機で同チャンネル設定して合わせるタイプ。
- セパレート式のワイヤレスギターシールド。ギターストラップに小さい送信機を付けて、ギターから短いシールドで送信機に繋ぐ方式。
- 受信機側にも電源が必要。
- 送信用のシールドが付属しているが、長さが短く使いにくい(別途用意しました)
- 乾電池式。電池を入れる部分が弱くカバーが外れる心配があり、テープで固定してました。(地味にめんどくさい)
まとめ
以上長々と解説記事、最後までお読みいただきありがとうございました。
ワイヤレスギターシールド。非常に便利ですが、ここまで紹介しておいて何ですが、ライブでの使用は現状お勧めできません!「え!?何?ライブでこそ真価を発揮するんじゃないのかよ!」とお思いでしょうが。。自身の体験を共有します。かなり使うのが怖くなるはずです。
と、こんな感じで、実際この事件後しばらく、ワイヤレスギターシールドはライブでは使用できませんでした。
実際問題、ライブに限って言えば
ボーカルさんがワイヤレスマイクを使うことが多いので、そこまでギターがライブハウスでワイヤレスギターシールドを使う必要性を感じないんですよね。
ワイヤレスギターシールドのメリットは、ライブではなく、自宅練習、バンドリハ、セッション等で準備片付けの手間がかからないという点が大きなメリットです。
ライブは趣味で楽しんだりアマチュアの人は多くても月1回とかでしょうし、その大事なライブを1回の音切れで台無しにするよりは、外部からの影響を受けにくい普通のケーブルにした方が余計な心配をせず演奏に集中できて安心です。
もう少し技術が発達してくれれば、安心してライブでも使えるようになるかもですが、ご参考までに。
とはいっても、BOSSのWL-20とX-VIVEについては軽いライブで使っても大丈夫でした。
最初に購入した受信機側に電源が必要なLINE6のRELAY G-30が音切れしたんですよね。原因は不明。ライブハウスの電源の問題等もあるかもしれません。基本タコ足ですし、リハとライブ中だと照明で消費電力全然違うでしょうし。
以上、是非ご自身のギターライフにワイヤレスギターシールドを導入して、素晴らしいギターライフを
お送りください!
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