こんにちわ!カズマです。
今回はBOSSのマルチエフェクター
「GT-1」のレビューをさせていただきます。
自身はBOSSのマルチエフェクターユーザで、
GT-シリーズはGT-3、GT-8、GT-100、GT-1000、GT-1と使い続けています。
そんなマルチユーザー独自の視点から
他のマルチにはないGT-1独自の良さや使い勝手、
使いドコロ等をお伝えしていきます。
この記事はこんな人にお勧め!
- GT-1を買おうかどうか迷ってる人
- 既にハイエンドのマルチエフェクターを持っている人
- 機材を軽量化したい人
- GT-1000やGT-100との違いが知りたい人
結論
GT-1は、リハーサルやセッション、ミニライブ等の強い味方!
使いドコロを分けて活用すべし!
では、見ていきましょう
GT-1 スペック
主なスペックについて、重要なところに絞って
ご紹介します。
本体スペック
本体スペックです。
単3乾電池駆動で重量が電池込みで1.3kgっていうのがポイントです。
- ユーザーメモリー容量 99個
- エフェクト数 108種類
- プリアンプ数 27種類
- フレーズループ機能 有 32秒
- 接続端子 インプット アウトプット(L/R)は標準タイプ
- CTL2,CTL3,EXP2 標準タイプ
- AUX IN 端子 ステレオミニプラグ
- PHONE端子 ステレオミニプラグ
- DC IN端子
- 電源 アルカリ電池(単3×4)ACアダプター
- 電池寿命 アルカリ電池で7時間駆動
- 外形寸法
- 幅 305㎜
- 高さ56㎜
- 奥行 152㎜
- 重さ 1.3g(電池含む)
内蔵プリアンプ数
内蔵されているプリアンプ数及び種類です。
27種類あり、必要十分かと思います。
エフェクト数は108。ご紹介する必要もなく
殆どのエフェクトは内蔵されています。
また、EXPペダルもあるので、ボリュームペダルと
して使ったり、ワウにしたり、切り替えたりもできます。
- NATRLCLN(NATURALCLEAN)
アンプ固有のトレブリー感やブーミーな低音のクセを抑えた
素直なクリーン・サウンドです。 - FUL RANGE(FULL RANGE)
周波数レンジが広い、非常にフラットな特性のアンプ
です。アコースティック・ギターに最適です。 - CB CRUNCH(COMBOCRUNCH)
従来のコンボ・アンプの表現力を超えた、
ピッキングのニュアンスを忠実に再現できるクランチ・サウンドです。 - ST CRUNCH(STACKCRUNCH)
4×12” スピーカー特有のキャビネット感を活かしつつ、
ピッキングの強弱に応じて反応する心地よいクランチ - HiGAIN STK(HiGAIN STACK)
ビンテージMarshallにCOSMならではの
モデリング技術によって特別な改造を施した、
ハイ・ゲイン・サウンドです。 - POWER DRV(POWER DRIVE)
既存のコンボ・アンプやスタック・アンプでは
得られなかった、バッキングからリードまで、
幅広いシチュエーションに対応できる
ストレートなドライブ・サウンドです。 - XTREM LD(EXTREM LEAD)
既存の大型スタック・アンプにありがちな
周波数特性の偏りを抑えた、新感覚のサウンドです。 - CORE MTL(CORE METAL)
究極のメタル・サウンドを追求してチューン・アップされた
大型スタック・サウンドです。 - JC-120
ローランドJC-120のサウンドをモデリングしています。 - CLEAN TWIN
FenderのTwin Reverbをモデリングしています。 - PR CRUNCH(PRO CRUNCH)
FenderのPro Reverbをモデリングしています。 - TWEED
FenderのBassman 4×10”Comboをモデリングしています。 - DxCRUNCH0(DELUXECRUNCH)
FenderのDeluxe Reverbをモデリングしています。 - VO DRIVE
VOX AC-30TBのドライブ・サウンドをモデリング
60年代ブリティッシュ・ロックに適したサウンドです。 - VO LEAD
VOX AC-30TBのリード・サウンドをモデリング - MATCH DRV(MATCH DRIVE)
Matchless D/C-30の左インプットに入力したサウンド
をモデリングしています。
ブルース・ロックからフュージョンまで
幅広く使われている真空管アンプのサウンドが得られます。 - BG LEAD
MESA/Boogieコンボ・アンプのリード・サウンドを
モデリングしています。
70年代後半~80年代を代表する
真空管アンプのサウンドです。 - BG DRIVE
MESA/BoogieのTreble SHIFT Swをオンにしたときの
サウンドをモデリングしています。 - MS1959 I
Marshall 1959のインプットIに入力したサウンドを
モデリングしています。ハード・ロックに適した
トレブリーなサウンドです。 - MS1959 I+II
Marshall 1959のインプットIとIIを
パラレル接続したサウンドをモデリングしています。
Iよりも低域が強調されたサウンドです。 - R-FIER VTG(R-FIERVINTAGE)
MESA/Boogie DUAL Rectifierのチャンネル2
VINTAGEモードをモデリングしています。 - R-FIER MDN(R-FIERMODERN)
MESA/Boogie DUAL Rectifierのチャンネル2
MODERNモードをモデリングしています。 - T-AMP LD(T-AMP LEAD)
Hughes & Kettner TriampのAMP3をモデリングしています。 - SLDN Soldano
SLO-100をモデリングしています。80年代の代表的なサウンドです。 - 5150 DRV(5150 DRIVE)
Peavey EVH5150のリード・チャンネルをモデリングしています。 - BGNR UB
Bogner Uberschallのハイ・ゲイン・チャンネルを
モデリングしたヘビー・ディストーション・サウンドです。 - ORNG ROCK ORANGE
ROCKERVERBのダーティー・チャンネルを
モデリングしています
GT-1のメリットデメリット
GT-1のメリット
- 軽い!可搬性が良い!
- 電源を探す手間がなくなる!
- 自宅練習でも使える!
- 価格が手頃!
軽い!可搬性が良い!
これが一番のメリットです。
ギグバックのポケットに入るので
エフェクターケースを持つ必要がなくなり
移動中も両手が開いて楽です!電車移動には最適!
電源を探す手間がなくなる!
セッションやリハ等で現場で
アダプターの抜き差しをせずともOK!
セッティングや片付け等の転換が
滅茶苦茶早くなります。
自宅練習でも使える
AUX端子やヘッドホン端子もあるため
自宅練習でも使えます。
勿論スピーカーシミュレーターも内蔵されてるので
しっかりした音で練習できますよ。
価格が手頃!
GT-100と音質がほぼ同じで
2022年7月9日現在 Amazonにて\22,000
上記のメリットとGT-1の価格を考えると
価格<<<価値だと思います!
GT-1のデメリット
- 軽いので蹴ると転がりやすい
- チューナー起動にコツがいる
- EXPペダルが踏みにくい
- パッチ切り替えが上下しかない
軽いので蹴ると転がりやすい
ライブ会場にて激しいアクション等で個体を蹴った場合
軽いので動いたりしやすいです。
視認性の面でも、あまりライブ向きではないです。
でも、自身はライブでも使いましたし
使えないことはないです。
チューナー起動にコツがいる
チューナー起動の仕方は、上下のパッチ切り替えボタンを
同時に踏むことで起動します。
両足だと簡単ですが、
片足でやるにはちょっと
コツが要ります
EXPペダルが踏みにくい
付属のEXPペダルも本体と同じく
小型なのでかなり踏みにくいです。
足の小さな方なら大丈夫でしょうが
27センチの筆者がかかとのあるブーツで操作するのは
かなり厳しいです。
スニーカーなら大丈夫かと
思います。
パッチ切り替えが上下しかない
エフェクトを記憶させているパッチ切り替えが
上下に1個ずつしか動かないため、例えばパッチ1から
パッチ4に行くには、3回踏まないとなりません。
対策としては、その曲で使うパッチを、
切り替えるタイミング順に並べておくことで
リハやライブにも対応できます。
GT-1とGT-100、GT-1とGT-1000との違い
GT-1とGT-100・GT-1000の違い
| GT-1 | GT-100 | GT-1000 |
|---|
| パッチ数 | ユーザー99 プリセット99 | ユーザー200 プリセット200 | ユーザー250 プリセット250 |
| 特殊技術 | COSM | COSM | AIRD |
| 音質 | 24bit(+AF方式) | 24bit(+AF方式) | 32bit(+AF方式) |
| サイズ(幅・奥行・高さ) | 305x152x74mm | 542x271x102mm | 462×248×70 mm |
| 重量 | 1.3キロ(電池含む) | 4.8キロ | 3.6キロ |
| 価格(2022.7.9現在) | \22,000(Amazon) | \27800中古(Amazon) | \121,000(Amazon) |
表にまとめてみましたが、実際全部使った感想としては・・・
- GT-1とGT100で音質は変わらない
- GT-100はGT-1の現場向きという位置付け
(操作性はGT-100が上) - GT-1とGT-1000は音質の違いが顕著
(特に空間系の空気感はGT-1000が上) - GT-1000があればGT-100は多分要らない。
- 歪み系はGT100とGT1000で音の好みが分かれる
(GT100はアナログ・GT1000は奥行き感有)
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筆者の普段の使い方
ここはライブ会場なのでGT-1000使ってますね
- 通常のリハはGT-1、可搬性重視
- ゲネプロやライブではGT-1000
力を抜く所は抜いて、
ちゃんとしなきゃ!というときは
ちゃんとする。というイメージでしょうか。
GT-1とワイヤレスシールドを組み合わせれば、
更に軽量化でき、移動時も楽です!
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まとめ
GT-100と同等の音質を持ち、
しかも重さが4分の1で
電池駆動も可能という、
夢のマルチと言っていいでしょう。
バンドを多数組んでたり、
セッションに沢山参加するけど、
電車・徒歩移動が多い!というギタリストさんにとっては
強くお勧めしたいマルチです。
是非一度店頭で触ってみる事を
お勧めします。
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小さすぎるかも?と思うかもしれませんが、
実際慣れるとそうでもないですよ。
では皆様、良きギターライフお過ごしください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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